古代エジプトで神殿などに建てられていた、記念碑の一種「オベリスク」(以下のお写真が例です)。
これを模したお墓をとのご依頼を頂戴しました。
NHKのニュース番組(「ニュースワイド茨城」)で、弊社が取り上げられていたのをご覧になったお客さまからのご用命です。
お客さまは以下のようにかなり具体的なイメージ図案をお持ちくださいましたので、それを元に設計していきました。
今回の現場である墓地には、宮城県の「伊達冠石」の墓石が建っていました。
きれいに整備されていますが、夏になると草むしりが大変だとのお話でした。
【施工前のお墓の様子】
まずは形を決めていきます。お客さまの図案をもとに起こしたベースとなるパースがこちら。
オベリスク型の墓石が、丘のような土台の上にそびえています。
【ご提案時のお墓のCGパース】
墓石に向かって左側の部分にご注目を。
現在の墓石(伊達冠石)を加工して、墓誌に作り変えるご提案です。
【ご提案時のお墓のCGパース】
この墓誌、なんと下の画像のロゼッタストーン(古代エジプトの石碑)の形です。
こちらは墓誌を後ろに設置するパターンのご提案図です。
また、お客さまのご提案で、春分の日、秋分の日には墓石が日時計になるように、太陽の方向を調べて時間ごとの印をその方角に設置することにいたしました。
日時計のデザインはこちらの資料写真も参考にしています。
次回もこちらのお墓にあしらわれた古代エジプトのモチーフをご紹介いたします。
<古代エジプトへ思いを馳せ オベリスク型のお墓-2>に続きます。