「お茶をお出しするときには、必ず2回以上お注ぎすること」
と、親方に教わります。
理由は仏様はお茶を飲まないから。
つまり、お茶を飲むのは生きている人だから。ということのようです。
墓前や仏壇に供えるお茶は減りませんよね。
逆に、お客さまのところで、お茶を出していただくときも、
気が付けばちゃんと注ぎ足していただいていることがよくあります。
今日のお客さまは、
「若い人はお茶はあまり飲まないかな」とおっしゃって、
かわりにサイダーをグラスに注いで出してくださいました。
そのサイダーも、ちゃんと注ぎ足していただきました。
そんなことを思いながら、お客さまが、離れの書斎に沓脱石をご要望だったので、
こんな風におさめさせていただきました。