お墓の建てどきも人さまざまです。
ご家族が亡くなられたのを期にというのが一般的ですが、いつかは必要になるものなら早めに、あるいは人生のひとつのけじめとしてなどといった理由で、生前にお建てになられる方も少なくありません。
こうした生前墓を「寿陵(じゅりょう)」と呼び、中国では古くから長寿を招く縁起のいいものとされていました。
今回お墓をご紹介するHさまもそうした方のおひとり。
お墓をそろそろ求めたいということで、寿陵を建立されました。まずは施工後の様子から。
【施工後のお墓】
施工前はこのような状況でした。
【施工前のお墓】
お墓づくりはまず基礎工事から。砕石を敷き詰めて、これから転圧します。
今回は納骨室(カロート)を二段式にするため、下段は基礎コンクリートと一体化させました。
建て上げ工事です。
狭い所でも、コーナーには3方向ダブル仕様のステンレス金具をしっかりと取り付けます。
Hさまは、メインの墓石に使う石材は、展示場で印度産の白御影石「ZM」を直感でお選びになられました。
外柵は2つご提案させていただいた中で、青みがかった白御影石の「688」を選択されました。
Hさまにご提案した和型デザインのお墓のパースです。
外柵の色の違いがお分かりいただけるかと思います。
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こちらは現地の画像とパースを重ねたものです。
無事に完成し、開眼法要を執り行いました。
お墓の中にまだ仏様はいらっしゃいませんが、お墓ができたことで、この地、このお寺様とのご縁が時と共にさらに深まっていきますね。
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