女房がなくなったこと、です。ただ、お墓の土地がまだなかったのでまず土地を求めることから始めました。場所は、自分が生まれ育った、親が入っているお墓の近くがいいなと思い、たまたま売り出されていたお墓の分譲地を購入しました。
山崎石材店の展示場の近くに仕事場があったので存在は知っていましたが、新聞の折り込みチラシがきっかけで展示場に脚を運んでみました。実際に山崎社長に会ってみたら、若くて良かった。若い人の感性には価値がありますからね。あとなにより、そこで話したときに、山崎さんは僕の考えを理解してくれる人だろうと感じたことがポイントです。
女房が亡くなって、お墓を求めるとなったときに、どんなお墓がよいか何ヶ月間も考えました。できるならお骨を自分の元に置いておきたいとも思いましたが、やはりお墓を作って祀って上げたい。そこで色々な墓地を通る度に、遠巻きに気になるデザインお墓がないか見たり、雑誌でもいいなと思うお墓があればメモをしたりし、お墓のデザインの大きな方向性を自分の中で決めていきました。
僕にとってお墓とは、故人を祀るとともに思いを寄せていくところ、そして自分に対する安らかな思いの場所なのです。だから、自分が安らぎを得られる場所にするために、従来通りの縦型ではない形で、デザインについてはこだわりました。
何十年も連れ添った妻のお墓ですから。年齢を重ねていくことで、どんどん夫婦は近くなっていくものだと思います。僕よりも先輩の夫婦が、手をつないでショッピングしている姿も嫌みなく素直な姿に見えるものです。僕も、仕事をリタイアしたタイミングで女房と第二の人生をと思っていたのですが、そんな矢先に女房は亡くなってしまいました。だからお墓をただ建てるのではなく、思いやりを持てる、夢のあるお墓にしたいと思ったのです。
どんな字を彫るか、ですね。二人の思いが伝わるお墓にしたかったので「想」という文字を彫ることにしました。女房は、年配の人に気軽に声を掛けたり車で送ったり、思いやりのある人だったので。また僕も、女房に対する思いは持ち続けたいから、一文字で表すなら「想」だなと。いずれはお墓でまた一緒になるのだから、と。
デザインを詰めていく中で、山崎さんの発想力はいいなと思いました。僕は、これまでを振り返るお墓ではなく、これから先に向かう、安らぎを与えてくれるお墓がいいと思っていた。 建てて満足ではなく、行くことで自分が安らぐお墓。山崎さんもそういった感覚を持って、発想して、お墓を建ててくれたのだろうと思います。だからこそ今、安らぐお墓になっています。 また、僕がお願いしたデザインや加工について、的確に答えを持ってきてくれたのもよかった。
山崎さんには、色はグレーよりベージュがかったほうがいいなとか、狭い土地だけど大きくゆったり感じられるように祀りたいと伝え、汲んだ提案をいただけました。僕が持つイメージを具体化した、完成度の高いお墓を作ってもらえたと思います。
予算の中で、十分に考えていたものが作れた、バランスのいい金額で作りたいお墓を作れたと思います。費用が高かったか低かったかは、よくわからないですが、石によっても、作り方によっても、費用は様々に変わるでしょう。重要なのは、やみくもにグレードの高いものを選ぶのではなく、身の丈にあったものを選ぶこと。お墓を建てるということは、自分自身に対するなぐさみでもあり、安らぎでもある。安いものを買うより高いものを買った方が満足感もあるかもしれません。僕は、デザインも石も山崎さんと納得のうえでお墓を建てていただいたので、不満はまったくないです。それに、お墓に腰掛けられる場所も作ってもらったので、そこに座ってお墓に対して話しかけることができる、心に安らぎを覚えて帰って来れるこのお墓が好きです。
山崎さんは、やっぱりいろんなお墓に関する情報を詳しく知っていますね。そして山崎さんはお墓に対して本当に真剣です。だから、お墓の検討をしているなら、一度話を聞いてみるといいよと伝えたいです。
本当に、立派なお墓を作っていただいてありがとうございます。月命日も含めて、お墓に行くのが楽しみです。お墓に行くのが億劫にならない、これはとても重要だと思います。連れ合いだった女房に会いに行って、掃除して、座って話しかけると、心洗われて、晴れやかな気分でその日を過ごせます。このお墓は、僕にとって安らぎの場所です。
墓石展示場にお越しいただく際は必ずお電話にてご連絡の上、お越しください。
他のお客さまのご来店と重なってしまい、ご案内をお待たせするのは、とても申し訳ないです。
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